元CIA職員、姿消す

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『アメリカ史上最も重要なリーク』

として話題を集めている
元CIA職員のエドワード・スノーデン氏。

彼は香港のホテルを１０日にチェックアウトした後、
姿を消したという。

スノーデン氏の行方は？





英紙ガーディアンと米紙ワシントン・ポストはアメリカ国家安全保障局（NSA）が
市民の通話記録やインターネット情報を無断に収集していたと報じ、大きな波紋が広がっている。

その『アメリカ史上最も重要なリーク』とも言われる暴露をしたのが
元CIA職員のエドワード・スノーデン氏。



エドワード・スノーデン氏


スノーデン氏は香港のホテルで両紙のインタビューに応じ、

「職場では自分のメールアドレスさえあれば、
誰の情報でも収集する権限が与えられていました」

と証言。

報道ではほかに、
ＮＳＡが不特定多数の市民を対象にフェイスブックなど、
インターネット大企業や通信会社からデータを極秘で収集していた
ことなどが報道された。


タイミングが悪いことに、
７日に行われた米中首脳会談の場でオバマ大統領は、
アメリカの企業を標的とした中国からのサイバー攻撃に対し
対処を求める予定だったのだ。

オバマ大統領もまさか習近平国家主席の横で
自らの政権の情報収集活動の弁明をすることのなるとは
思っていなかったでしょう。

「この一件は複雑で重要な問題だが、情報盗難やハッキングをしたわけではない」

「愛国者法に基づくテロ対策の一環であり、収集する個人情報にアメリカ市民は含まれていない」

など、対策に追われた。


しかしスノーデン氏は

「何も悪いことをしていなくても、みんな見張られ記録されています。
しかも、情報を集積する能力も毎年拡大し続けています」

と、自ら情報源が自分だということを公表し、オバマ政権による
個人情報の監視活動を批判した。



スノーデン氏はコンピューター技師で中央情報（ＣＩＡ）に勤務。

ＣＩＡを辞めた後、
同じく諜報機関のＮＳＡの契約職員として勤務。

日本の在日米軍基地内で勤務した経歴もあるそうです。


そんなスノーデン氏、
香港のホテルを１０日にチェックアウトした後から行方を消しているそう。

アメリカ当局はすでに情報漏えい事件として捜査を開始。

スノーデン氏の情報は錯綜し、
アイルランドへ亡命を求めたとか、それ以前に身柄を
アメリカに引き渡される可能性があるとかいろいろと言われています。


内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者は
インタビューに対し、
　「ここ十数年で、最も重大な出来事を社会に知らせた彼はヒーローだ」

と述べる一方、

“機密情報をむやみにさらした裏切り者”

との見方もある。


映画のような、とても規模の大きな問題だけに
今後も注目を集めそうなニュースですね。

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